カナダ・バンクーバーでの無給インターン(プラクティカム)について!
学校情報
2025.06.24
これから留学する方、海外でインターンシップやお仕事をしてみたいとお考えの方の中には、どのように探せば良いのか、またどんな仕事内容があるのかなど色々と気になっている方も多いと思います。 今回は、実際にカナダ・バンクーバーでプラクティカム(無給インターン)を経験した学生さんの体験談を紹介します。
1. プラクィティカム付きのコースを選んだ理由

今後のキャリアを見据えて海外で働くことも視野に入れているため、日本との価値観や働き方の違いを実際に体験することは、自分に合った環境を見極めるうえで大きなヒントになると感じていました。帰国後には本格的な就職活動が始まる予定だったため、自分のキャリアの軸を明確にするためにも「実際に海外のオフィスで働く」という経験をしてみたかったのですが、日本ではインターンシップの経験がなかったことに加え、留学前に調べた段階で、経験重視のカナダでは自力でインターン先を見つけるのは難しいと感じました。
そこで、オフィスや空港・技術職の分野でもインターンシップの機会が得やすいプラクティカム(無給インターン)付きのコースを選ぶことにしました。
2. インターンシップを探す方法

授業では、プラクティカムに向けた履歴書(レジュメ)作成、面接練習、カナダで働く上でのビジネスマナーなどを受講していたため、実際の職場環境にスムーズに適応することができました。
その他にも、学校のキャリアサポートや知人からの紹介、Job Fair(就職フェア)などに参加することも有効な手段です。
オンラインの求人サイトを利用して応募する場合は、あらかじめ準備しておいた履歴書と、応募先企業ごとに内容を調整したカバーレターを添えて送るのが一般的です。
3. インターンシップを探す時のポイント

また、スキルや経験が豊富であることや、インターン後に継続して働ける可能性があるかといった点も重視される傾向にあります。日本のように「新卒一括採用」や「学生のうちに長期無給インターンで経験を積む」といった文化はあまりなく、実力主義を強く感じました。
さらに、履歴書や面接のスタイルも日本とは大きく異なります。そのため、現地の学校のサポートや、履歴書の添削をしてくれるオンラインサービスなどを積極的に活用するのがおすすめです。
4. プラクティカム体験談

特に印象的だったのは、初めて本格的なビジネス会議に参加したことです。専門用語や議論のスピード感に戸惑うこともありましたが、実際の現場でしか得られない多くの学びがありました。
また、定時になると皆がきっちり帰宅する文化や、上下関係がフラットで自由に意見を言える雰囲気など、日本とは異なる働き方を肌で感じられたことも大きな収穫でした。このインターンを通して、「自分が将来どんな環境で、どんな働き方をしたいのか」を考える良いきっかけになりました。自分の価値観や理想の働き方に気づけたことが、何よりの成果だったと感じています。
5. まとめ
今回はプラクティカムについて紹介しました。オフィス業務や空港でのお仕事、技術職関連の分野でインターンシップを経験してみたいけれど、経験不足が不安という方は、比較的採用のハードルが低いプラクティカムコースを検討してみても良いかもしれません。このコラムが、これから留学を検討している方にとって、少しでも参考になればうれしいです。